旅史上最高にしんどかった、日帰りマラッカ【54】
Day 4 in Kuala Lumpur【2018/12/30】
地獄の一日が始まりました。
これまで様々な国や日本中を旅しましたが、この日が一番辛かったです。
前日に沢山食べていたこともあり、お腹が減っていなかったので、朝食を取らずに出掛けました。ブキッビンタンから地下鉄を乗り継ぎTBSへ向かいました。バスタ新宿のクアラルンプールVer的な大きなバスターミナルです。
建物内は広く、行き先ごとに改札ゲートがあり、階層も別れているため、空港を思わせるような施設です。電光掲示板も空港に似ています。
到着したらすぐに自分の乗るバスを探しました。前日にバスのチケットを往復分ネットで予約していたので、カウンターで見せると、紙のチケットを発行してくれる場所を教えてくれました。(ちなみに帰りはチケットのスマホ画像だけで乗れました。)
無事チケットを発行し、バス乗り場も見つけたので、近くのコンビニで朝食を食べながら30分ほど時間を潰しました。蟹クリームのサンドイッチです。可もなく不可も無くな味でした。建物内にコンビニが何店舗かあるので、買い物には困らないです。
この日観光したのは世界遺産にも登録されている古都”マラッカ”です。
クアラルンプール市街からはバス・電車・タクシーの大きく3つの行き方がありますが、値段的に圧倒的に安く情報の多かったバスを選択しました。バスでマラッカのバスターミナルまで2時間30分ほどかかり、そこから観光スポットまではタクシーで15分ほどかかりました。
実はこの移動に悲劇が。2時間30分のバス車内はクーラーが効きすぎて非常に寒かったです。長袖を羽織っていましたが、下は半ズボンでした。また、日本ほど道が整っていないため、揺れが酷かったです。
元々、少し風邪気味だったこともあり、寒さと揺れに体がやられてしまい、今まで経験したことがないような状態になりました。風邪かつ強い乗り物酔いが続いている感じでした。
マラッカのバスターミナルは建物内に露店が並んでいます。普通の飲食店も結構な数が出店していました。ただ私は気持ち悪くてお店を見ているような状態ではありませんでした。
マラッカのバスターミナルからはさらにバスで観光スポットに向かうこともできましたが、これ以上バスに乗ったら倒れると思い、一人でタクシーを使うことにしました。
運転手に有名な場所までという曖昧な伝え方をして、辿り着いたのは、よく見るピンクの広場です。
とりあえずチャイナタウン側を歩くことにしましたが、その前にドラゴンフルーツのジュースを買いました。熱中症のような症状だったので、水分が必要かと思い一気に飲み干しました。普通に暑かったので、喉が乾いていただけかもしれません。
クーラーで体が冷え切っていたので、最初は暑い太陽が気持ちよかったのですが、段々と汗が止まらなくなってきました。様々なお寺がありましたが、中まで見る余裕がありませんでした。
チャイナタウンを一回りして、反対側に向かいました。
頭が痛いわ、吐き気はするわ、寒気はするわで死にそうだったので、近くのショッピングモールに避難しました。
栄養を取らなくてはと、食べられそうなポテトを買いましたが、数個食べて気持ち悪くなってしまいました。館内の椅子に横になり回復を待ちましたが、クーラーが効きすぎて寒くなってきたので再び外に出ることにしました。何度か吐こうと試みましたが吐けず、とにかくマラッカのバスターミナルに戻ることにしました。
ショッピングモールのタクシー乗り場からターミナルへ戻り、予約したバスが発車するまでの2時間ほどを外で横になって過ごしました。何より怖かったのは、こんな状態で再び2時間30分のバス旅をしなければいけないということでした。
タクシー代金の両替に買ったこの飲み物が異様に美味しかったです。炭酸のスポーツドリンク的な味です。
今回乗車したのは、往復ともにこのオデッセイという会社?のバスでした。2階建で割と広いですが、とにかく寒かったです。
帰りも凍えながら揺れにも悩まされながら、なんとかTBSに到着すると既に辺りは暗かったです。
この後ブキッビンタンまで電車で帰りましたが、その車内も寒かったので、ゲストハウスに着く頃には文字通り”死にそう”でした。
ゲストハウスに到着するとスタッフに「マラッカどうだった?」と聞かれました。その瞬間、何だか泣きそうでした。
こうして地獄の一日は終わったのでした。